合成背景はなぜ青や緑? クロマキーが苦手なもの

背景色を選ぶ基準
デジタル撮影で明るく記録しやすい
緑の衣装・植物を避けたいとき
共通 被写体にない色を選ぶ

色を鍵にして、背景だけを開ける

クロマキーは、指定した色相に近い画素を背景と判断して別映像へ置き換えます。人の肌色に青や鮮やかな緑が少ないため、輪郭を分離しやすいのです。

デジタルカメラの多くはベイヤー配列で緑の受光素子を多く持ち、緑チャンネルを比較的高い解像感で記録します。このためグリーンバックは少ない照明でも明るく撮りやすい利点があります。

緑の服は透明になり、髪には緑が映る

背景と同じ色の服や小物は一緒に抜けます。光沢のある物、透明なガラス、細い髪は背景色を反射・透過し、輪郭へ緑や青の色かぶりが生まれます。

背景を均一に照らし、被写体を離して反射を減らし、輪郭の色を補正するデスピル処理を使います。ソフトだけでなく撮影現場の光が結果を左右します。

背景除去AIは色以外の手がかりを使う

セグメンテーションAIは人物や物体の形、周囲との関係から前景を推定するため、単色背景がなくても動きます。一方、見慣れない物や境界が曖昧な場所では誤り得ます。クロマキーは条件を整えれば予測しやすい、今も強力な方法です。

参考資料