「高画質」は画素数だけではない。解像度という言葉の三つの顔

3000×2000画素を印刷すると
300 ppi 約25.4×16.9 cm
150 ppi 約50.8×33.9 cm
画素総数 どちらも600万画素

「解像度」が指すものは文脈で変わる

画像ファイルの3000×2000は、横と縦に並ぶ画素の個数です。ディスプレイのppiは1インチに物理画素がいくつ並ぶか、印刷のppiは画像画素を1インチへ何個割り当てるかを表します。

ファイルに72dpiや300dpiと記録されていても、Webブラウザーでの表示サイズが自動的に決まるとは限りません。画面ではCSS上の寸法と端末の画素密度が関係します。

同じ写真を大きく引き伸ばすと、画素が不足する

3000画素を300ppiで印刷すると横10インチ、約25.4cmです。150ppiなら横20インチにできますが、一つの画素が大きくなり、近くで見ると粗さが分かりやすくなります。

ポスターは離れて見るため、写真集ほど高いppiが不要なこともあります。必要な精細さは用途と観察距離で決まります。

画素を増やしても、失われた細部は戻らない

拡大処理は新しい画素を補間できますが、撮影時にぼけていた文字や毛の一本一本を確定できるわけではありません。AI拡大ももっともらしい細部を推定するため、証拠画像や資料では元画像と区別する必要があります。

参考資料